わたしばぶちゃん

なにかけばいいのかわかんない

ハッピーバースデー

わたしが小学生の時に読んだ本。
クラスの真面目な優等生が読書感想文で発表していて「こういう子ってどんな本を読んでるんだろう」と気になってすぐに借りた。内容は不幸だったけど幸福になるという王道だったのを覚えているけど、うろ覚え。ドラマ化したと聞いたときはびっくりした。買いたくて探してたけど見つからず、まぁいつか出会えればいいなぁと時が過ぎ去り、昨日図書館で他のものを借りようとしたときに手に触れてびびっときた。本当に痺れた。思わず借りてみました。

簡単に言えば親に見放された子供が本当の愛情を知り、愛の暖かさを周りに教えるストーリー。主人公の女の子が過度のストレスで声を失い、おじいちゃんおばあちゃんの元で養成する描写がとてつもなくすき。田舎の暖かさと、心をじんわり解していく様子がたんまりと書かれていた。緩速な絆され方よかった。
だからこそ後に出てくる学校のいじめ問題と人の突然の死に向き合わされるシーンは緩急すぎて不幸だと思ったけど主人公の心が強くなっていると知れてよかった。このお話しのポイントは「愛されなかった親は子の愛し方を知らない」ところなんだけど、素直にそれちょうわかるって感じだった。歴史は繰り返されるとはまさにこのこと。
冒頭の「おまえなんか生まれてこなければよかった」という心を潰す言葉は大変印象的だったけど「ハッピーバースデー、あすか。生まれてきてよかったね」という穏やかな最後で終えてくれたからとても素敵だった。昔読んでいたときもこの最後のセリフがじんわりきて、内容は忘れていたけどセリフは覚えていた。
カエルの子はカエルではなく劣化したおたまじゃくしだろって思っちゃうタイプの人におすすめする作品。物語にシンクロできちゃう人には泣ける感動作品だと思います。

これは児童書なのですんなりと読めた。わたしがひらがな民族なのでそれも相まって253pはあっという間に流れていった。読み終わった後に優等生は何を思ってこれを発表したんだろうと思ったから、いつかコンタクト取れたら聞いてみよう。